ケーブルテレビ

地元のケーブルテレビが東広島市に生育する絶滅危惧植物を放映している。その2回目の番組の撮影ために、午前中、近くのフィールドを案内する。
今咲いている絶滅危惧種はキキョウ、サギソウ、ムラサキミミカキグサ、ヒメタヌキモである。
キキョウは思いのほか立派に咲いていた。
サギソウは開花が始まったばかりで、ほとんどの個体はつぼみだったが、1個体撮影向きのものがあった。
ムラサキミミカキグサは、近縁種のミミカキグサやホザキノミミカキグサに比べると確かに個体数は少ないが、数年前から確認している場所で開花個体を見つけることができた。
ヒメタヌキモは、図鑑にはあまり開花しないとされている。しかし、研究室の近辺には、おそらく全国でも有数と思える大量の開花個体が生育している池がある。今年は、例年に比べると少し少なかったが、それでも池の水面に浮かぶ、開花株の立派な塊を確認することができた。