絶滅危惧植物ヒメコウホネサンプリング

2泊3日で、絶滅危惧植物ヒメコウホネのサンプリング。
日本には数種のコウホネ属植物が分布しているが、互いに交配していて種の識別が困難な個体も多い。そのような、ややこしい形態を示す個体は、ヒメコウホネというゴミ箱のような分類群に放り込んで良しとする事が多かったそうだ。

この状況を解き明かし、交雑していない、狭義のヒメコウホネをしっかり認識されたのが、今回同行させていただいた志賀さん。コウホネの世界では神のような人なのである。

従来、認識されてきたヒメコウホネは、西日本に広く分布しているのだが、交雑していないホンモノのヒメコウホネは、中部に数カ所生育しているだけである。今回の調査では、現在知られているほぼ全ての生育地を訪ね、ユビキタスサンプリングをした。とても充実した3日間だった。