シモツケコウホネシンポジウム

シモツケコウホネは関東地方のごく限られた地域に生育するもので、数年前に志賀さんたちによって記載されたものである。ワカメのような沈水葉が、小川のせせらぎに揺らぎ、黄色い花が長期間にわたって咲き続ける。1年中、浅い清流が絶えないことが重要であっ…

絶滅危惧植物ヒメコウホネサンプリング

2泊3日で、絶滅危惧植物ヒメコウホネのサンプリング。 日本には数種のコウホネ属植物が分布しているが、互いに交配していて種の識別が困難な個体も多い。そのような、ややこしい形態を示す個体は、ヒメコウホネというゴミ箱のような分類群に放り込んで良しと…

IUFRO Seoul

久しぶりの、近況報告。とはいうものの、今は10月1日。韓国出張からすでに1ヶ月たっている。8月23日から28日までソウルで行われたIUFRO世界大会に出席。韓国とソウルの社会の活気にあてられた。大会は最後まで出席できず、後半3分の1を残して、博多の会議へ…

中日から参加の日本生態学会大会

日本生態学会大会は、そのなが〜い会期をほぼフル出席して、よれよれになってかえってくるというのが毎年春の事なのだが、今年は、中日から参加。 夕方、渋谷駅近くの懇親会会場。立派な建物だ。生態学会大会は年を経るごとに規模が大きくなってきていて、実…

IUFROクアラルンプールの一週間

今週はIUFROの森林遺伝関係の分科会会議がクアラルンプールで行われていて、マレーシアに滞在中。 会場は立派なホテルだ。次々回の本会議は日本で開催となる可能性が高いようだが、こういう会場を日本で用意するのはきついよなあ。 本日は、plenary lecture…

熊本で始まる一週間

昨日、月曜日から熊本に来ている。月曜日はゼミと研究打ち合わせ。 そして、火曜日の今日は、熊本大のTさん、Fさんとフィールド。希少植物の生育地訪問である。いずれも、超一級の興味深い性質を持った絶滅危惧植物3種であるが、予定通り(というか、うち1種…

やるときはやるもんだ

今週は、修論発表会と卒論発表会(そしていくつかの書類作成)で過ぎていった。 しかし、例年の事だが、発表会前数日の追い込みはすごい。特に、今日の卒論。数日前とは全然違う高いクオリティーで感動的だった!昨日は、ほとんど徹夜状態だったらしい。 発…

JR西日本

先日、NHKの番組「プロフェッショナル」で鉄道ダイヤ改正を行っている通称「スジ屋」のサラリーマンが取り上げられていた。東京の地下鉄のダイヤを複雑な運行条件をクリアさせながら作成するとう職業だ。ラッシュ時の駅でどのように人が流れているのか、…

研究室で作業中

昨日に続いて今日も雨模様。昨日の雨は明るい曇り空で、もうじきやってくる春を思わせるものだったけど、今日は暗い空。しとしとと降っている。 研究室にこもって、締切の迫ってきた申請書を作成中。この様な天気の方がソワソワしなくて良いのかも。こういう…

修論発表練習

15時より、4名の修論発表練習。なかなかいい感じに仕上がっていて、来週の本番が楽しみだ。

会議の一日

ほとんど無人状態の九大キャンパスにて、Yさんの招集した関係者一同が9時30分に集合。 会議の一日。参加者という気楽な立場だけれど、2日前からの別作業やシンポジウムの興奮もあって疲れた。帰りの新幹線では、チェックすべき論文原稿を見ることもなく寝て…

シンポジウム

朝の9時30分より夕方5時までシンポジウム。一人あたり30分の発表。どれも粒よりの発表で、大変おもしろかった。これからはこの様な研究成果を当然のインフラとして進んでゆくのかと圧倒されるようなものや、とても驚いた適応度の話など、あっという間に時間…

原稿検討

明日からの国際シンポジウムに参加するために博多にやってきた。 今日は移動日だけれども、早めに博多について、本の原稿について東北大のSさんと打ち合わせ。先日の地下牢のようなすばらしい場所はないので、航空券+ホテル付きのパックツアーでSさんが宿泊…

締切の数々

この季節は、どなたもこなたも締切に追われている印象。修士論文や卒業論文の原稿も続々とやってくる。中には、投稿論文の形になったものもあり、これまた、成果がちゃんと世に出るように、なるべく早く目を通さなければならない。その他、本日あった事と言…

高知の光

1月も終わりになってきた。気温は一年の中で最も低い頃だが、光は力強くなってきた。高知市内には大きな街路樹の並んだ通りがある。冬にしては強い光が差し込んでいるのを見るのは嬉しい。 今日も、昨日に引き続いて高知。昨日のプロジェクトの研究成果を一…

プロジェクト会議

といっても、自ら企画・参画しているものではなくて、外部評価委員として参加。 内容は、現在行っている研究と直接密接に関係するというものではないが、それでも、この類の会議では新たなネタや人との出会いがちょくちょくあるものだ。心して参加すべしとい…

うわさの地下牢

相変わらずの、久々書き込みです。 年が変わって、バタバタしております。処理すべき書類も、大物から小物まで様々。特に査読依頼が多くて困っております。こういうのは、持ちつ持たれつなのだろうけれども、ちょっと能力を超えている気も、、、というわけで…

今週前半はJaLTER

長野は菅平で行われたJaLTERのミーティングに出席してきた。会場となったのは、木材に満ちあふれた建物だった。 ゆっくりと雰囲気を味わいたいものだが、水曜日は午後3時から大学で欠席できない会議があるため、朝食後、早々に長野を後にする。 帰ってみれば…

天下の快男児

国際協力プロジェクトとしてヒトゲノム解読が進められているときに、ベンチャー企業を率いて、国際チームと激しく競合した男。ベンター。 当時は様々な話を聞いたけど、ベンターの役回りとしては、善良なポパイとオリーブが楽しくすごしていた花園を、ブルー…

古いサンプルの楽しみ

古いたくさんのサンプルたち。どれを選んで解析すべきか。サンプリング場所をGPSデータをもとに地図に落とす。 もちろん、そんなことはずっと前から行っていた。白地図の上に種ごとに異なった印で場所を示して。 でも、もうちょっと分かり易いようにと、試し…

良い論文とは

良い論文には二つのタイプがある。 一つは、なんというか、ミケランジェロのダビデ像に対面したときのような気にさせるもの。想像を超えたすばらしさに、口は半開きで、声もなく、ただ感服してしまうのだが、まあ、彫刻家でないと大理石は彫れないだろう、と…

実験室と調べ物

今週は月曜日から共同研究者のMさんと実験室で作業。ヤチシャジンの解析だ。データが出始めたけれど、なかなか興味深いものになっている。本日、水曜日になってきて、ルーチン作業が多くなるとともに、作業も落ち着いてきた。 別のプロジェクトをいかに進め…

不安定な天気

家を出たときは、秋らしい晴れだったのだが、出町柳駅の階段を上ると、本格的な雨だった。

森林学会締切その1

本日は、日本森林学会大会のテーマ別シンポジウムとイブニングセミナーの企画案提出締め切り日だった。 シンポジウムは昨年までととやり方が異なっているし、イブニングセミナーは新しい企画、ということで、ちゃんと学会員に受け入れられて応募があるかどう…

シンポジウム

昨日は生態学会だったが、今日は、もう一つの学会のシンポジウム(第120回日本森林学会大会)。講演予定者全員に連絡がついたので、シンポジウム内容を取りまとめ、申し込みをすませた。 こちらは、参加者の立場で。

こんなんありか?

世界中で、家畜のウシを308ヶ所で8510頭、シカについては241ヶ所、2974頭調べてみたら、体が有意に南北方向になるように位置していたという論文がある。 「これらの動物は地磁気を検出できる能力を持っているに違いない、今まで気付かれなかったのは本当に驚…

バタバタの効果

で、学会関係でこうしてバタバタしていることは、それなりに意味あることでありまして、これをきっかけにある人の研究を知って、かなり興味深い共同研究が始まるきっかけになったのだ。 いろいろな人やテーマに思いをめぐらせて、企画書を書くというのは良い…

学会シンポジウム

来年春の、日本生態学会と日本森林学会で企画しているシンポジウム関連の業務をいろいろ。 生態学会の方は、本日夕方に、すべての講演予定者の演題が揃ったので、企画案の練り直しをはじめる。こういう文章は、はじめるまでが面倒くさいのだが、作業を行って…

ちょっと切りすぎ

しばらく前からキャンパス内にチェーンソーの音が響いている。良い感じで茂っていた樹木の枝がばっさりと切られている。学内のあちこちで、写真の左側の状態が、右側の状態になりつつある。これ位ならば、すぐに回復するとはわかっているけど、ちょっと切り…

曇り空

予想通り、オーストラリアからメールが届いていた。3つの異なった分類群に関して、それぞれ別の人から3通のメール。それにしても、オーストラリアと日本はほとんど時差はないはずだが、タイムスタンプを見ると、とても朝早くポストしているみたいだ。解析対…