シモツケコウホネシンポジウム

シモツケコウホネは関東地方のごく限られた地域に生育するもので、数年前に志賀さんたちによって記載されたものである。ワカメのような沈水葉が、小川のせせらぎに揺らぎ、黄色い花が長期間にわたって咲き続ける。1年中、浅い清流が絶えないことが重要であって、ナガエミクリやバイカモなどもともに生育している。すばらしい環境である。

個体群の存続には予断を許さないこともあり、ユビキタスジェノタイピングプロジェクトの対象種としている。本日は、その成果や、地元で保全に関わってきた方々と、公開シンポジウムを栃木県立博物館・環境省京都大学農学研究科の共催おこなった。大盛況だった。