Canon TS-E 45mm

絞りを10程度に絞っても、ティルトの効果は絶大である。1メートル先に生育する植物から、奥の木々の若葉まですべてピントが合う。ティルト無しではあり得ない描写だ。また、少し前にも書いたけど、ティルト、シフトを行わない、ストレートの状態で用いてもすばらしい描写をする。ネットで調べた限りは、絶賛という評価をしているところは少なくて、そこそこ、という評価が多かったのだが、今のところ私の評価は、Aである。フィールドで写真を撮るときは、アウトフォーカスのボケを使って主題を強調するという事もあるが、むしろ、その場に生育している植物やポリネーター、そして、背景の植生などの環境すべてを記録したい事も多い。この画角、ティルト、そして基本的な描写の良さはそのような要求にストレートに応えてくれる。どうして、もっと早く買わなかったのだろう。フィールド屋にとってmustともいえる逸品であります。
 どんな風かというと、
http://home.hiroshima-u.ac.jp/isagiy/photo/DayPhotoDoor.html
の2005年5月13日、14日分みたいに写ります(小さくてあまりよくわからないけど)。