Annual Review of Ecology, Evolution, and Systematics

昨年の秋に注文したら、すぐに代金がカード決済された。
しかし、ブツがなかなか送られてこない。一体どうなっておるのだ?と思っていたら、新年早々やってきました。
これまでより横方向に一回り大きくなっていて、紙面は正方形に近い。紙の質が良くなり、全ページカラーとなった(ほとんどのページは見出しがカラーになっただけだけど)。
文章のあとのSummary Pointsだの、メリハリのある文献リスト(重要な文献はボールドになっていて、なぜ重要文献なのかポイントがマージンに書いてある)だの、いろいろ工夫してあって大変読みやすいものとなっている。
もちろん、掲載されているレビューは今まで通り、興味深く、最初から一つ一つ眺めていても、いろいろな意味で、おおっ、というものが多い。
Petit and Hampe (2007) Some evolutionary consequence of being a tree. Annu Rev Ecol Evol Syst 37: 187-214.
などは、今月が〆切の文書を書くのに、おおっ、便利、これを待っていました!という類のものだ(びっくりするようなことは書いてないけどね)。
ちなみに、この本は丸善など普通の書店を通して購入すると2〜3万円するが(アマゾンでも25000円)、個人で購入すると6000円ぐらいなのだ。
オンラインで個々の論文のpdfが取ってこれるのだから、購入するまでもないとお考えの紳士淑女の皆さん。普通のジャーナルを個人購入するのとは違って、年に1冊しか出版されないので嵩張らないし(Molecular Ecologyなどは購入していると本棚からあふれ出てしまいます)、読むに値する論文割合が極めて高く利用効率高いしで、大変お買い得であります。