ゲルの写真

ミニゲルでサンプルを流し、染色をしてUVをあて写真に撮っておく。これは実験室で普通に行われる作業だけれども、ちゃんとしたシステムを購入すると100万円を超す出費となるのだ。これまでは、共同購入した共用の機械を使っていて、年度末に消耗品代金のみを負担すれば良かったのだが、こちらには、その様なものは残念ながら無いようだ。
よく使うのだけれども、有ったとしても新しいデータが取れるわけでも無し、そのような機械に100万円はちょっと出しづらい。
というわけで、もう使わなくなったコンパクトデジカメでシステム(そんなたいそうなものではないけど)を組むことにした。
3,4年前の400万画素の単焦点デジカメでUVライト上のゲルをとってみると、実に美しく撮れるのである。

手持ちで適当にピントを合わせ、手軽にとってもこんな感じである。十分な質である。
あとは、プリントアウトだ。デジカメから取り出したメモリーカードを直接差し込んで印刷ができる小さいプリンターが2万円弱で販売されているということがわかって、早速注文。
こういう、ちょっとした機械は納品が楽しみだ。
ゲル写真だけでなくて、ここしばらくはいろいろ低コスト実験の工夫をしていて、おおむねうまくいっている。


研究室前のイチョウ並木も落葉がすすんできた。