TREEの完全pdf化

最近はjournalの論文をpdfで見るのが当たり前になった。ここ、5,6年のことだけれども、もう元には戻れない。大変便利な状況だけれども、あまり古い論文はpdfとなっていないのが問題だ。journalによって異なるけれど、pdf化されているのは、たいていの雑誌では1990年代後半以降といったところだろう。この年代が大変重要で、pdf化前の年代と以降の年代の違いは、BCとAC、あるいは日本人としては、開闢以前と以降、の違い(ちと大げさか)といった感すらある。
実際、今日もEvolutionで読みたい論文(1996年と1997年の論文)があったのだけれども、どちらもpdf化されておらず、数百メートル離れた別学部の図書館に行ってコピーしなければならなかった(実際には、そちらに「たまたま」所用のあった人についでにお願いしたのだけれども)。
さて、そのEvolution論文の著者はTrends in Ecology and Evolutionに総説も書いている。そちらも要チェック論文であることがわかり、サイトをのぞいてみると、なんとTREEは1986年の創刊号以降すべてがpdf化されているではありませんか!
古いものは、紙面をそのままスキャンしたようなファイルであまりきれいではないが、ちゃんと「透明テキスト」がファイルに含まれていて、ワード検索もできる。