芦生の調査地へ

朝7時に研究室前に集合して出発。シカ防除の研究のために研究室で設定しているサイトで測量だ。20名近くの大人数で作業をする。
10年ぐらい前に通った芦生だけれど、最近はシカが増えて、植生にインパクトを加えているらしい。研究室で行っているのは、シカ防除のために一つの谷の周囲をネットで取り囲み、シカの影響を評価するというプロジェクトだ。
現地を見てつくづく思ったのは、よくぞこういう場所にこれだけ長い網を張ろうと考え、そして計画通り張ったものだ!ということだ。これは、シカ防除研究の「万里の長城」といえるでありましょう!詳しくはこちら。
http://www.forestbiology.kais.kyoto-u.ac.jp/abc/index.html
網を張ったのは今年の夏前だそうだが、隣の無処理の谷とはすでに植生に差が見え始めている。今後どうなるのだろうか。また、シカによってダメージを受けているとはいえ、フロラは結構豊かだ(もちろん、今のところだけれども)。山野草マニア(今はやってません。遠い昔の事なり)心をくすぐる植物が結構生えている。
大学に7時集合となると、朝4時50分に起きなければならないのだけれども、大変楽しんだ一日だった。