快晴の日なのだが

今朝の日本列島はけだるい喪失感に覆われていた。そう、昨夜のワールドカップ対オーストラリア戦逆転負けである。
しかし考えてみるに、夜にテレビジョンを眺めているヒトからみれば、日本チームだろうとオーストラリアチームだろうと、どちらにしても、他人という点ではどちらも同じぐらい疎遠な人たちと言えるし、生物学的に配偶可能な点ではどちらも同じぐらい近いと言える。
なのに、このような状況においては、必ず、どちらかのチームに肩入れし、それが勝てば自らが勝ちをもぎとったかのような喜びに満ちあふれ、プライドも鼓舞される。この喜びの大きさたるや、何と比較できるだろうか?あまり匹敵するものはない。それぐらい喜ばしいものなのだ。負けてしまうと、心からがっかり、頭の周りが不透明な靄に覆われてしまうかのごとくしょげかえってしまう。
これは一体どうしたことか?猿山の猿のように集団で生活し、資源を争奪し合い生き延びてきた歴史がもたらしているのだろう。ヒトがチーターのような単独性の生き物であったとしたら、ワールドカップの試合を観てもここまで感情移入はしないだろうな。
昼からは講習会が2時間。疲れた。
夕方からのゼミでは4年生のSさんとM2のKさんが研究計画と経過紹介。Kさんの結果はなかなか興味深いものだった。今シーズン、フィールドでやるべき事についても次々とアイデアが浮かんでくる。それらをうまくこなせば、かなり面白い修論となるだろう。
ゼミを終えて研究室に戻ると理学部のOさんがやってきた。しばらく前に我が研究室の機器を用いて解析したサンプルを取りに。お礼にとミスタードーナツの新作を10個ほど。なかなか斬新かつ美味しいものだった。

こんなに沢山。

これがおすすめの新作。マンゴーが入っている。
食欲旺盛の若い頃は、ミスタードーナッツの軽いドーナッツが好きではなかった。もっとずっしりとした普通のドーナッツが好きで、「ミスドのドーナッツはお金を払って空気を買っているようなものだ」と言っては顰蹙をかっていたものだ。しかし、今日のものはどれもなかなか良かった。ドーナッツと言うよりはケーキに近いものだけれど。