何とかならんか広島市の交通事情

金曜日夜の広島市内の東千田キャンパスでの講義は熱心な学生のおかげで、気分よく行うことができた。
しかし、帰り道がいけません。まずは東千田キャンパスからJR広島駅まで。路面電車である。夜の9時をすぎると便数が減る。10時をすぎると、来ないものと思っていた方が精神衛生上よろしい。広島市には流川という楽しき場所があるのだが、そういう所で遊ぶときも10時すぎるとタクシーしか頼りになる交通機関はないのである。普通、ある程度大きな都市だと歩いて10分以内の所に地下鉄の駅があり、空いた車両に座ってほろ酔い気分で帰れるものだけれどね。
さて、金曜日だけれども、薄暗い車道の真ん中にある路面電車停車場にて待てど暮らせどやってこないのだよ。路面電車が。どうせやってきても、赤信号と停車場に止まりながらゆっくりと走るんだよな〜、と考えていたら、JR広島駅まで歩いた方がましだという気になってきた。
そういえば、市内の高校に通っている息子も決して路面電車には乗ろうとしないよな。雨の日も風の日もJR広島駅から自転車で通っている。
広島市は地下鉄を作る気はないのかな??地下鉄があれば、東千田キャンパスからJR広島駅などは10分の距離だ。現在、タクシーしか頼れるもののない大歓楽街流川からは5分だよ。地下鉄があれば、停滞気味といわれる市の経済も大いに活性化するでありましょう。
さて、東千田キャンパスから夜の道を30分歩いて広島駅に着いた。夜の10時前である。やれやれだ。これから山陽本線に乗って西条駅まで40分ほどだ。瀬野川沿いの谷間の線路を走る夜の電車なので空いていると思いきや、これがなんと乗車率200%程度の満員電車なのだ。理由は簡単、列車がたったの4両編成なのである。
こういう風光明媚な場所を走る夜10時の電車で、これほど混雑しているものは他の場所ではあんまり無いのではないだろうか?少なくとも、出張で他の都市に行って経験したこと無いな。JR西日本は混雑状況をモニターしないのだろうか?息子の話によると12時の終電でも結構混んでいるとのことだ。お願いです。車両数を増やしてくだされ。8両とは言いません、せめて6両にでも。それぐらい増えれば、座ることは出来なくても、酒臭いオヤジの呼気を浴びることはないでしょう。
路面電車と夜の満員電車でゲンナリ広島市日帰り夜間講義であった。