環境科学実験

江田島市にて植生調査。大学からだとゆっくり運転すると2時間ぐらいかかり、更に途中に呉市のややこしい道をくぐり抜け、島を結ぶ橋を2つ渡り、ゴール付近のわかりにくい道などをちゃんと見極め、例年、20〜30名の3年生は車に乗り合わせて、特に遅刻をするでもなく、現地に集合するのであります。これは、ちょっとした驚きです。10時に切串港集合。簡単なガイダンスの後、歩いて植生調査地点へ。20数年前に大規模な山火事があった場所で、コシダ、ウラジロの繁る、藪となっている。植生調査としてはなかなかハードな場所だ。11時過ぎに調査を開始し、お弁当をはさんで夕方に再び切串港へ戻る。ここで、50種の植物の名前を覚えて解散、となる。帰りは、往路と違う道を通ってみた。小さな港にたくさんの船。集落の中の曲がりくねった狭い車道。まさに瀬戸内海の島だ。ちょっと足を伸ばした場所に、普段見慣れた里山とはずいぶん違う生活がある。