シンポジウム「花粉一粒の直接遺伝解析から見えるもの」登録完了

2ヶ月前にバタバタ騒いで申し込みした生態学会シンポジウムだけれども、1ヶ月後に採択の知らせがあり、その1ヶ月後の明日が登録締め切り日となる。
今度は慌てないように、今日のうちに作業を済ませることにした、、、のだけれども、またもやトラブル発生。
ホームページ上での登録がうまくいかず、入力すべき所に入力すべき値を入れても、値が入っていない旨のアラートが出るのだ。
仕方がないので世話をされている方にメールを出した。何度かメールのやりとりをしたが解決せず、手動で登録していただくことになった。
まあ、とりあえず登録終了で一安心。
さて、そのシンポジウムだが、内容は以下の如し。

【タイトル】 花粉一粒の直接遺伝解析から見えるもの
【概要】
花粉は植物の繁殖過程においてきわめて重要な役割を担っている。減数分裂を経て形成される個々の小さな花粉粒は、サンプルに含まれる解析対象DNAの少なさという点では究極的なものといえるが、分子生物学的手法を用いれば個々の花粉粒から遺伝情報を引き出すことができる。花粉一粒に含まれる遺伝情報からどのような事が見えてくるのだろうか?
本シンポジウムでは、これまで生態学の分野では、ほとんどなされてこなかった花粉1粒を対象とした遺伝解析を行い、植物の繁殖過程としてきわめて重要な意味を持つ送受粉の実態を明らかにしつつある研究者を集め、この手法が植物の繁殖生態学研究にもたらしうるブレークスルーについて紹介する。
更に、減数分裂を経て形成される花粉粒中には同一コピーの核遺伝子のみが存在するという特徴を利用すれば、花粉1粒の遺伝解析は、連鎖解析、ヘテロ個体の核ゲノムシーケンス、雑種起源分類群の系統解析等にも幅広い応用が考えられる。本シンポジウムでは、これらの研究アプローチに関しても将来展望も含めて紹介・議論する。