幻の冷やしチャンポン

12時より教員会議、12:50より研究室ゼミで研究計画の確認(みんないい調子だ)、その後大学北部に用があり、ついでに先日心底感嘆した冷やしチャンポンを再度味わいに北部生協食堂3階へ向かったのであった。

何の期待もなく注文した冷やしチャンポン。450円也。
しかし、一口麺を含んだ時、おおお、と唸らせるものがあった。かぐわしい胡椒の香り。コクがあるのに冷たくてさっぱりとしたスープ。
ここ6年半生協食堂に通って初めて巡り会った最高傑作とも言える一皿であった。

これを味わったのが先週の事。今週もまたと思ったのだが、無いのだよ。季節ものですでに取り扱い終了か?あるいは訪れた時間が遅くて(14時過ぎ)売り切れたのか。確か、先週も私がその日に用意されていた最後の一皿を注文したのであった。
無念じゃ。もう一度別の日に巡り会いに行くぜ、と思ったが、予定表を見てみれば、次にいけるのは来週の水曜日、20日だ。

人生において、ごく普通にある美しい瞬間(例えば、満月をしみじみ眺めたり、初夏の心地よい風を楽しみながらビールを飲んだり)を経験できるのは、思いの外少ない回数だという。
本当にそうかもしれぬと思わせるに足る冷やしチャンポン。嗚呼。