環境科学実験D

昨日から環境科学実験Dが始まっている。3年生が一つの研究室で5回、午後の時間をすべて使って実験を行うというものだ。いろいろな研究室をまわって、わりと細かい実験をするので、学生の立場からすると、特別研究(卒論のこと)を行う研究室を選ぶ参考にもなる。
今年は、「希少種の保全のためにはその分類学的な位置づけを明らかにすることが必要であり、そのためには、DNAの塩基配列を読むことが有益である」、といった事を経験できるようなネタを考えた。
大学の近くに、シャジクモの仲間が10種程度生育している。これらの多くは絶滅危惧種となっているが一般に同定が難しい。研究室の近くで採集してきたシャジクモのサンプルを一人に2つ(今年、受講してくれたのは7名いるので、14サンプルを解析する)わたし、DNA抽出からシーケンシング、系統樹作成までを経験してもらうというものだ。
昨日は、DNA抽出。
本日は、定量PCR、そして自生地の観察を行った。