Nikon F6とサワオグルマ

ゼミが終わり、遅い昼食となるのだが、ちょうど安佐動物公園のK原さんが来られていたので、今がちょうど開花真っ盛りに違いないサワオグルマの生育地に、昼休みがてら出かける。
 K原さんは多くのナチュラリストがそうであるように(本当か?)カメラオタクである。最近、ニコンF6を購入されたと聞いていたのだが、本日、持参されていたので、フィールドで見せていただく。ファインダーが広くて明るい。ピントの山もハッキリしていて使いやすい。これがそのままフルサイズデジカメになったら、最強だよ。ちなみにK原さんはサンニッパ焦点距離300ミリ、f値2.8のレンズのこと)というカメラオタクとしては、ほとんど「上がり」にちかい一品も所有されていて、こちらも見せてもらった。
 かつて、フィールド系の学生はオフロードバイクとカメラが必需品で、多少なりともカメラオタクだったものだが、現在は一眼レフを持っている学生はほとんどいなくて、ちょっと寂しいのだよ。サンニッパだのロクヨンだのいっても通じるわけないし、また、アオリを使ってパンフォーカスした写真をこれ見よがしにドアに貼っていても、それがふつーのレンズでは撮れないものだということを気付いてもらえないのだよね。カメラオタクのK原さんはさすがに一瞥して気付かれたらしく、「あの写真は一体??」となったので、こちらも、おもむろにTS24mmおば取り出し、御説明いたしたのでありました。
 さて、サワオグルマだけど、満開だった。遠目に見ると菜の花畑のような状態で休耕田跡の湿地に群生していた。