種生物学

 ちょっと物議をかもしそうな講義名だけど、まあ、進化生物学といった内容の講義である。前期は総合科学部2年生用に行っている。高校で全く生物を学んでいない人、生物Ⅰのみ学んだ人、生物Ⅱまで学んだ人、それぞれが3分の1ずつといったところ。しかし、毎回、最初の講義で挙手をしてもらっているのだが、今の時代に高校で生物をまったく学ばないと言うのはおかしいと思う。何と言っても私達自体が生物なのであるし、ヒトゲノム計画、遺伝子組み替え生物、生物多様性などの意味や意義を理解しずらい状態にある大学生が3分の1いるというのは問題だよ。本日は、簡単なイントロダクション、のつもりが、そんな思いが頭を巡り、長くしゃべってしまった。
 2年生は現在オリキャン準備で、かなりの人がおそろいのジャンバーを着ている。連日の夜の活動(オリキャンで披露する出し物のため1年生を囲んで夜中に広場で練習する)のため、お疲れの様子。眠いのはわかるけど、もう少し恥ずかしそうに寝てちょうだい。前期の最初の1ヶ月、オリキャンが終わるまでは毎年こういった状況だ。オリキャンというのも、初めて親元を離れて生活を始める1年生に人のつながりを作るというので意味はあるのだろうけど、いいのかねぇ。
 いかん、小言ジジイになってしもうた。では。