森の花を楽しむ101のヒント

日本森林技術協会(かつての日本林業技術協会)が毎年のように出版しているシリーズで「☆★の100不思議」や「○●101のヒント」というものがある。いずれも、100名程度の著者が一般向けに森林の話題を分かりやすく説明したもので、出版時には書店でも平積みになっている事がある。

 これまで、このシリーズには5回ぐらい書いたことがある。「森の花を楽しむ101のヒント」は、今年の3月に出版されたものだけれど、先日、送られてきた謹呈本をみて、結構、興味深く読んだばかりだ。で、今朝、寝ぼけ眼で朝日新聞を読んでいたら、ありました。書評が。このシリーズで朝日新聞の書評に載るのは、初めてじゃなかろうか。小さいコラムなので、通り一遍に紹介してあるだけだろうと読んでみると、、

曰く:「桜前線が北を目指し、森の植物が目をさます季節に刊行された、森の植物小百科だ。森を仕事場にする人たちが、森で出会う100種の花をテーマに、耳寄りなエピソードをつづる。花開いた日は雌花で、翌日から雄花へと”性転換”するホオノキ。ゾウムシが食い破る事でタネの発芽が促進されるサイカチ。北米大陸からベーリング陸橋を越えて渡ってきたハナノキ。木の花あり、草の花ありで、森の中を探索している気分で読める。」

 しっかりとホオノキの話が紹介されていますね。へへへ。私の担当です。ちょっとうれしい。でも、時間的に性が変わる花ってそんなに珍しくないし、そういう事が中心の話でもなかったんだがなぁ。

森の花を楽しむ一〇一のヒント

森の花を楽しむ一〇一のヒント